VISA というものを、
わたしは、使おうとするクレジットカードが持っているブランド、
という程度した思っていませんでした。

それはなんなのかといえば、「決済インフラ」だそうです。

決済の下支えをするもの。

つまり、その「VISA」に加盟していれば、
「VISA」の決済の仕組みを使える。

同じフォーマットの中で、プログラム開発をするようなもので、
共通で使える暗号技術とか、たぶんいろいろあるのでしょうね。

それに加入しているお店をみつけさえすれば、
「VISA」を冠したカードなら安心して使える、というのは、
考えてみれば決済という、細かくて地域によって差もある、
確実であることが求められる上に、スピードも大切、という、
とても大事な技術が日々更新されているから、成り立つことなのですね。

おもしろいです。

ちなみに、海外旅行へ行くときは、
クレジットカードを持っていく人は多いですが、
持っていくならVISAブランドのクレジットカードかいいと言われます。

なぜなら、世界中で一番加盟店が多いのがVISAで、
VISAを持っていればクレジットカードが使えるお店なら
世界中ほとんどのお店で使えるからです。

日本人としては、日本発の国際ブランドであるJCBを使いたいところですが、
地域によっては加盟店が少ない国もあるのですよね。

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VISAの支払総額を見ると6兆8430億ドル(約760兆円)ある。VISAのほかのマスターカード、アメリカン・エキスプレス、ディスカバー/ダイナース・クラブ、JCBといった「国際ブランド」と呼ばれるカードの中でのシェアは実に約60%にも及んでいる。日本を代表する国際ブランドであるJCBとの比較でいえば、VISAはJCBの約34倍だ。

また、VISA自身は実は1枚もクレジットカードを発行していない。正確に言えば、金融機関が「VISAの決済インフラ」を活用しているという形なのだ。VISAやマスターカード、アメリカン・エキスプレス、ディスカバー/ダイナース・クラブ、日本のJCBなど国際ブランドと呼ばれるのは、決済インフラを提供する企業であるが、JCBやアメリカン・エキスプレスなどは国際ブランドでありながらクレジットカードを発行している(イシュアと呼ばれる)。

(東洋経済オンライン---  2017年6月8日)
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